11月29日の新月図読み、少し遅れます
11月14日満月図 磨きあげても、人と深く関わっても、変わらない自分の本質って何?
いつもアクセスありがとうございます、まほです。
せっかくの満月の夜ですが、東京では雨が降っています。もう少し寒くなるかと思ったけれど、案外暖かな雨ですね。ちょっとほっとしています。
今日は別の原稿の締切があったため、満月図読み、ぎりぎりの投稿となってしまいました、ごめんなさい。
11月14日23時少し前、牡牛座で満月が起こります。月は牡牛座で10ハウス在室、社会に目が向いているのですが、満月図のアセンダントは獅子座で、支配星の蠍座太陽(4ハウス在室)とオポジションという関係です。しかも、月と太陽の180°に対して獅子座のアセンダントがTスクエア。がちっと組んでしまっている固定宮スクエアということになります。
固定宮というのは、12星座を3つ(活動宮・固定宮・柔軟宮)に分けたときの一つです。活動がものごとを始め、固定はそれを維持発展させ、柔軟は変化に適応すると言われますね。固定宮の特徴は「維持」です。
月のある牡牛座、太陽のある蠍座、アセンダントの獅子座(そしてもうひとつ水瓶座)という4つの固定宮星座はどれも「維持」「保つ」することに関心を持ちます。持久力や忍耐強さがある。その代わり、活動宮星座(牡羊、蟹、天秤、山羊)ほど新しいものを始めることには興味がなく、柔軟宮星座(双子、乙女、射手、魚)ほど変化に対応できないことが多い、とされます。
ところで、満月というのは、新月からのサイクルでいうと一つのピーク。満月を過ぎると、新月から始まったものが少しずつ収束に向かいます。ということは、満月の日からそろそろ「維持」したい気持ちは手放していかなければならないタイミング。固定宮的なマインドには、ちょっとつらいわけです。
月は牡牛座23度。サビアンシンボルは A jewelry shop 「宝石店」
ここでの「維持」は、自分の資質(牡牛座のテーマですね)である原石をカットして磨いていく、という維持の仕方。カットはするけれども、石そのものはそのままです。
一方、その月に180°対向で向かい合う太陽は蠍座23度。サビアンシンボルは A bunny metamorphosed into a fairy 「妖精に変容するうさぎ」
これじゃ全然「維持」してないじゃんって思いますよね。でもそうでもないのです。
metamorphoseは「変態」。たとえば、毛虫がさなぎから蝶になるプロセスなんかを指します。
牡牛座というのは地のエレメントのサインで、手でさわれるものやそれを感じる五感などを象徴します。「宝石」ってまさにそれですよね。
一方、その向かい側の蠍座は水のエレメントのサインで、相手と深い情でつながって一体化したいというベクトルがある。簡単に言えば、目に見えるものと見えないものという組み合わせです。
毛虫がさなぎ化したとき、いったんなかが液状になってから蝶になるのだと聞いたことがあるのですが、それはとても象徴的な気がします。「うさぎ」は、蠍座っぽく「目に見えない」レベルの本質だけを残して変態し、「妖精」になるのです。だから、「維持」されるのは目に見えない本質だけ。ここに、石そのものの形が維持される牡牛座と、本質だけ残して変容してしまう蠍座の対比があります。
23度という度数は鍛錬や訓練と関係するとも言われます。
牡牛座の場合は原石を磨きカットしていくことであり、蠍座の場合は外側が変容するくらいまで相手との一体化を突き詰めるということではないかと思いました。
満月というのは、いつも月と太陽が向かい合う形。そのときに地球上では大潮を引き起こすくらいの力が働いています。
月と太陽はそれぞれが正反対、あるいはとても対照的な方向に行きたがって分裂する形のように見えます。
今回の満月では、それが形あるもの、形ないものの間のせめぎ合いのようにも見えますね。
その力が、獅子座のアセンダントに向かって押し寄せてくるようでもある。
ちょっと不安定になってしまうかもしれません。ただでさえ、満月の日は狼男が狼になるというくらい、影響があるのです(笑)。
そういうときは、今日書いたようなことがあるからそれも自然なのだと思っていただければと思います。
時間を止めて何かを「そのままの状態でとどめておきたい」というのもごく自然な感情です。それを大事なものだと再認識すること。
同時に、何ものもそのままにとどめておけないないのが自然の摂理です。そして、わたしたちは人間という生き物である以上、そういう変化をどこかで楽しむこともできるし、どこかで変化を期待していることもあるのです。だから、変化を受け止め、受け流し、やっていく力も自分にはあるのだということを思い出してくださいね。
今日の満月のキーワードは、「磨きあげても、人と深く関わっても、変わらない自分の本質って何?」つまり、「原石と宝石、うさぎと妖精の共通点を探せ」です。
占いがくれるもの
いつもアクセスありがとうございます、まほです。
先日、西洋占星術師のほともこさんと、星詠み写真家の野本由美子さんと3人で、篠山紀信「快楽の館」@原美術館〜荒木経惟「淫秋 ― 般若心經惟」@アートスペースAMの濃ゆ〜いハシゴをしたときのこと。
写真撮影がOKだったアートスペースAMで、野本さんに不意打ちで撮られてしまいました。何かお喋りしながらくるっと振り向いたら後ろで野本さんがカメラを構えていらしてパシャッと。ひゃーそんなひどい!って思ったんですけど、なんか、撮ってくださった写真が実物以上に素敵で(笑)。フェイスブックではトリミングしたものをプロフィール写真に使わせていただいています。
野本さんは占星術師でありながら美しい笑顔の写真を撮る写真家でもあり、現在、撮影会への参加者さんを募集されています。「人を本質に導く力」で写真を撮ってくださるなんてちょっと嬉しいですよね。たしかに、写真家の方の腕がよいと、被写体の本質って引き出されるものです。わたしは長年、編集者・ライターとして人物撮影の仕事に立ち会ってきたのでわかります。
わたしのことを直接ご存じの方は、野本さんの写真にわたしの本質が表れてるのかどうか、きっとおわかりになるかもしれませんね(でも、わたし自身は自分の本質ってよくわからないので、写真をほえーって見てるだけですけどw)。
撮影会の申し込み方法など、詳しくは野本さんのブログをご覧くださいね。
http://ameblo.jp/nomoyumi-smile/entry-12207187258.html
実はこの日、上の写真のほかにもう1点撮ってくださったのがあって。加工してもよいと許可をいただいたので、2種類をお見せします。わたしが見つめているのは、アラーキーの写真+般若心経の作品です。
同じ写真を加工しただけなのですけれど。上の写真はちょっと淋しそうだし(アラーキーの作品はなんだか怖いしw)、下の写真はなんだか楽しそうに見えませんか? でも、上の写真は下の写真を加工しただけなのです。
この間、占いって何だろう、何の役に立つんだろうという超シンプルな疑問について考えていたんですよね。
で、結局行き着いたのが、占いのよさというのは「(それまでと)違う視点をくれること」じゃないかなぁと。
ほとんどの場合、占いに来られる方というのは上の写真みたいにちょっと淋しかったり不安だったり心配だったり怖かったり自信がなかったり迷っていたりするのだと思うのです。わたしも、しょっちゅうそういう状態になります。
でも、占星術にしてもタロットにしても、自分で無心にチャートやカードをぱっと見てみるだけで、それまでの自分に対して「あれ?」って思えたりするんですよね。
いちばんいいのは、自分で読むよりも、どなたか別の占い師を訪ねて見ていただくことなのですけれど。
占い師の方は、わたしがお話しする今の心境とか現状とかをさらっと聞いた上で、ホロスコープや暦を見たり、タロットを読み解いたりするなかで、「これってこうじゃないんですかね?」と言ってくださる。わたしの抱えていることを全部見渡せるわけではないのに(え〜それお話ししてないのに、とか、そんなことまでわかるんですか!ということもありますよ)。
「やっぱりね」と腑に落ちる場合もあるんですが、「えーそうだったんだ!!!」という初耳事項も多くって(笑)。
初耳と言っても、ほんとうは自分のなかにあって、だけれどもそこに光が当たっていなかったことがほとんどです。だから、あ〜やっぱりみていただいてよかったわ♪と思ってしまうことがたびたびなんですよね。
そのときの自分というのを思い浮かべてみると、占われる前に比べて、少しは、下の写真みたいな気分になっていたりするんですよね。そういう意味では、このひと組の写真は、占いの使用前使用後とも言えると思います。
占いでは、自分の意に染まないことをアドバイスされることもあります。やりたくなかったことを「でも、やっぱりやらなきゃいけないんじゃない?」って言われてしまったり。
でも、占断やアドバイスを聞いたあとは、その前の「なんだかわかんなくてもやもやする〜っ」という状態ではなくなっている。そういう意味では、一段明るいところに抜けたのでしょう。
前よりはちょっと明るいところに抜けたり、ずっと上がってきた階段の踊り場に出たり、自分を外側から眺められたり、風景を楽しむ余裕が生まれたり、悩んでいた自分自身に言葉をかけられるようになったり。
いろいろなケースがあるだろうとは思うのですが、違う視点が得られるとそれまでとは視界が変わって少しだけ楽になります。
世界がバーンと変わって超前向きになれるとか、すべての荷物を肩から下ろせるとか、いまの自分と全然違う別人格になれるとか、身長がいきなり10センチ伸びるとか、絶世の美女(なんだそりゃ?)に生まれ変わるとか、そういうことはたぶん滅多にないと思います、残念ながら。
問題はすぐに解決しないし、抱えている現状はすぐに変わらない。かもしれない。
けれども、自分の視界が変わってる、かけている眼鏡の度が自分の視力に合って世界が少しクリアに見える、そんなことが占いの効能だと思います。
そのあとは、占いやアドバイスを受けたあとの自分の運用次第なんですよね。それが「開運」ということの内実なんじゃないかなと思っています(開運について詳しくはまたいずれ、別の機会に)。
さて。
藤井まほの鑑定メニューを少し変えました。対面の時間を長くしたのがいちばんの違いです。まだこれが決定版とは行かなくて、お客さまのご要望に応じて少しずつ手を入れていく予定ですが、でもひとまずこんな形で
そして、おまけの香りのもの(ミストやソルト)は、無料オプションとしてつけるかつけないかを選べる形にしました(香りのもののオプションをつけなければ、ご住所をうかがうことはありません)。
次回は、香りのものについて少し、こちらのブログで書く予定です。
北国からは初雪の便り。東京でも木枯らし1号が吹きました。みなさま暖かくしてお過ごしくださいね。
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