10月31日新月図。浸透しあうようなコミュニケーションの力。
いつもアクセスありがとうございます、まほです。東京は急に寒くなって、今日はこの秋初めて指なし手袋をはめました。山のほうからは紅葉の便りも届いていますね。もうじき東京でも見られるのかなと、ちょっと楽しみにしているところです。写真は近所で撮ったハナミズキの紅葉です。
日付が変わった深夜、10月31日の午前2時半頃、蠍座で新月が起こります。
月の度数は蠍座8度、すぐ近くの蠍座10度に水星があり、魚座の海王星と120°の調和的な角度を作っています。月は太陽と重なってから、水星海王星とコンタクトするという流れです。
アセンダントは乙女座なので、新月図のルーラー・水星が新月に近く、新月は自分の所有するもの(才能、資質、財産など)を象徴する2ハウスで起こるため、「自分」と「自分の持てるもの」に否応なく関心が向かうタイミングとなりそうです。
ところが、
新月のサビアンシンボルは、The moon shining across a lake.
「湖上を輝きわたる月」
(シンボルの詩句はMarc Edmund Jones、訳はまほによります)
月光と湖の関係がテーマになっています。「自分」だけではなくて、「相手」がある。湖面は月光を反射しつつ、その光を静かに吸い込んでいく。
月は、遠くにあるんですね。見ている人に対して、湖をはさんだ「向こう」にある。でもその光は、あまねく湖を照らしている、そんなイメージです("across"のニュアンスとしては、(視点のある「こちら」に対して)「あちら、向こう」にあることと、「渡っていく」こと、のふたつがあるので、無理やり「輝きわたる」という訳語にしてみました)。
光は、湖面に反射し、満ちている。蠍座のスピリチュアリティがよく表れているシンボルで、いかにも水のエレメント、蠍座らしいイメージだと思います。
蠍座は、「あなたとわたし」を意識した天秤座の次の星座で、「あなた」とより深く関わる性質を持ちます。
1番目の牡羊座から数えて7番目の天秤座で初めて他者を意識し、次の蠍座では相手とさらに深く関わるようになる。そのときに、水のエレメントらしく、月とその光を映す湖面のように、その光を反射しつつその光のエッセンスを吸い込んでいくというのが蠍座のやり方です。反対に、月の側から見れば、湖面から反射する自分の光によって、自分を知る。
静かななかで、言葉を介さない交流が進んでいくような感じでしょうか。
新月は水星と近く、夢やシンボリックな力を象徴する海王星とノード軸(ドラゴンヘッドとテイルを結ぶ線)と結ばれます。ドラゴンヘッドはスピリチュアリティの部屋、12ハウスにあり、水のエレメントの浸透する以心伝心やテレパシー、共感力といった性質を強めるでしょう。ハロウィーンで存分に楽しく遊んだ子どもがファンタジックな夢を見て眠る夜ですね。
今夜、もしも夢を見たら記録しておいてくださいね。次の新月までの28日間を象徴する何かが隠されているかもしれません。
この新月のキーワードは、「浸透しあうようなコミュニケーションの力」です。それはテレパシーかもしれないし、夢の力かもしれないし、芸術かもしれないし、ちょっとした気配りや思いやりなのかもしれません。相手に伝える前にちょっと自分のなかにホールドして、伝え方を考えてみる。そんなことが鍵になるかもしれません。
では、みなさまよい新月の夜を。素敵な夢が見られますように。
浄化のあと
いつもアクセスありがとうございます、まほです。
昨夜は満月直前のエネルギーで石を浄化しました。今回は水晶の仲間だけ。
前の新月の日に組んだグリッドをほどいて石をセージで浄化し、今回の満月はグリッドを組むのをお休みにして。その代わり、ひと晩月光をチャージして生まれ変わった石を乾かして、ランダムに並べて撮ってみました。グリッドもいいけれどこれはこれで賑やかで元気な感じですよね。
いろいろな経緯で、いろいろな産地からいろいろな経路でわたしの手許にやってきた石を眺めていると、なんとなく共通点があるな、と思えてきます。いわゆる「完璧」な結晶が少ない。
透明度は高くても、陥入があったり、内包物があったり。欠けがあったり傷があったり。水晶に限っては磨かれたものはほとんど持っていなくて、この写真でも一つしかありませんね。でもその磨きも、陥入した爪楊枝ほどの細さのアクチノライトか何かの端をそのまま残してあって、完璧な形の結晶とは見えないんですよね。
ここに自分の好みが表れているなぁと思います。「完璧じゃない」のが好き、なのではなくて。こういう不格好?なのがわたしにとっては「カンペキ」なんじゃないか、ということです。
石に限らず、食器や服などにも、自然と表れちゃう好みや価値観ってありますよね。
さて。満月というのは月のサイクルのピークと言われますが、そのタイミングで使命を終えるものもあります。
水晶で、立派な結晶の根元のところに小さな結晶がくっついていてそこだけクラスター状になっているものがありますよね。
実は今朝、浄化を終えたあと。
そのような形をした水晶のうち、ふたつの根元から、小さな結晶がひとつずつ、抜け落ちたんです。まるで、歯が抜けるように。
同じタイミングで、そんなことがあるなんてなんだか面白かったです。抜け落ちたのは、長さ2センチほどの小さな結晶でした。たぶん、親水晶(?)にくっついている使命を終えて、独立したのでしょうね(笑)。
このことが何を象徴しているのか、しばらく考えてみようと思っています。
ふたつのうち、ヒマラヤ産のひときわ大きい結晶から小さいのが抜け落ちた跡には、もともと内包されていた金色の雲母が露出していました(鉱物として何なのかは浅学にしてわかりません)。
抜け落ちた小さな水晶の根元にも同じものが付着していたらしく、小さな水晶をいじっていた手のひらには金色の物質がぽわぽわついていて、手を振るとひらひらと小さなフレーク状の金が舞い落ちてゆく……。
「あ〜わたし今サイババになったわ」と思ってしまいましたw
10月16日満月図。風を呼び込む窓を開けておく。
いつもアクセスありがとうございます、まほです。
明日、10月16日の13時頃、牡羊座で満月が起こります。
月の度数は牡羊座24度、同じく牡羊座23度に天王星が滞在中で、そこをかすった直後に月が満ちるという流れです。
サビアンシンボルは、An open window and a net curtain blowing into a cornucopia.
「開いた窓と、(吹き込む風によって)コーヌコピア(豊穣の角)の形にふくらむネットのカーテン 」
(シンボルの詩句はMarc Edmund Jones、訳はまほによります)
天王星は、満月図のアセンダント(水瓶座)を支配しています。変わりやすく移り気な月に、さらなる大きな揺さぶりが掛かるかもしれません。
半面、牡羊という火のエレメントの星座にある月の近く(実際には遠いんですが)に、天王星が水瓶座という風のエレメントの色を添えている、とも読めます。情熱は(=火)、煽られる(=風)。
サビアンシンボルの詩句に風という言葉はありませんが、シンボルそのものが「風」を暗示している。
満月の反対側、太陽が滞在しているのも天秤座(風のエレメント)ですから、「風」もこの満月図のひとつのキーとなりそうです。
今回の満月図で、満月とは別に目を引くのが山羊座に滞在中の冥王星に向かって火星が進んでいることです。
火星と冥王星が重なるのは火山の噴火、戦争や火災、事故の暗示と言われ、高いエネルギーを表します。
個人的に使いこなすのはむずかしいほどのエネルギーです。
目下、何かを仕掛けているところで爆発的なエネルギーが必要なら、これを注入することができるかもしれません。
その場合は、調和を表す天秤座の水星木星との綱引きになるでしょう。天秤座はネゴシエーションも象徴する星座なので、そこは緻密に話し合いや根回し、説得を重ねてくださいね。勢いだけに任せるのではなく。
一方、それだけ強いエネルギーを目の当たりにしてへこたれてしまう人もあるでしょう。
そういう人は、少し、自分に優しくしてみてください。人のエネルギーに疲れているなら、独りになってみるのもいいですね。アロマトリートメントやマッサージを受けてリラックスするのもいいかもしれません。
満月は、10月1日の新月に始まったサイクルが半分まで進み、満ちるタイミングです。
新月のときは天秤座らしく、「並べて比べる」ことがテーマと書きました。一方、今回の満月はその反対側の牡羊座「自分」に目が向かうのが特徴です。
自分というものにじっと目を向けていたら、風が吹いてきて、やわらかいカーテンが豊かさのシンボルとされるコーヌコピアの形になったよ。というのがこの度数のサビアンなわけですが。
これを成り立たせている、つまり風を呼び込んでいるのは「開いた窓」なのです。
並べて比べて客観的に品定めをしていた「風」サインの天秤座新月から始まったサイクルの後半は、自分に集中するけれど、豊かさのシンボルとされる形で受け取れるように「風」が吹き込む「窓」を開けておくことがテーマではないでしょうか(それを言うならカーテンも必要ですけどね)。
実際に窓を開けっ放しにしていたら、玉石混淆、いろいろなものが吹き込んできてしまうかもしれない。そのときには、新月からあれこれ比較して養ってきた「見る目」が活かされるでしょう。
なんでも入れるのではなく、幸福のシンボルを形作る風を呼び込むために、窓を開けておく。
満月から次の新月に向けては、少しずつ不要なものを削いでいく時期となりますから、取捨選択も上手にしていかないといけませんね。
今晩は14日目の月。水晶などを月光浴させるのにもいいですね。
明日が、みなさまにとってよい満月の日となりますよう。
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