2016.09.30 Friday

10月1日新月図。並べて比べて、見る目を養う。

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    いつもアクセスありがとうございます、藤井まほです。すっかり秋ですね!

    10月1日午前9時11分頃、新月が天秤座で起こります。

    天秤座と言えば! そう。みなさんもご承知かもしれませんが、9月9日に木星が入り、22日の秋分の日と言えば、太陽が天秤座に入った日。

    木星は9月9日からほぼ1年間、天秤座にとどまります(2017年10月10日まで)。太陽は、22日から1ヵ月、天秤座にとどまります。

    というわけで、今月は1年間続く天秤座祭りの最初を飾る、天秤座月間ということになりますね。

    これからの1年は天秤座祭りなので、天秤座カラーが濃いです。

    その色が、9月9日→9月22日→10月1日と濃くなってきて、新月以降、本格化するという感じです。

     

     

    北半球では、秋分の日の頃に収穫祭、秋祭りが行われるところが多いですよね。春に蒔いた種が育って実をつけ、それを収穫する時期なのです。

    刈り取ってしまうという意味では、それはひとつの終わりです。

    でも、刈り取ったものを食べるなり、貯蔵なり、換金するなりすれば、それは別のことの始まりでもあるわけです。

    秋は木々が枯れた葉を落とし始める季節ですが、同時に実りを感謝し、喜び、楽しむ季節でもある。淋しいけど、おいしい(笑)。

    占星術の12星座で言えば、その最初が天秤座というわけです。

    10月はそんな月――これは毎年変わりません。ただ、天秤座に木星が入った2016年秋から2017年秋にかけての1年は、通常より天秤座の性質が強調されたり、注目を集めたりする1年と考えていいでしょう。

     

     

    では新月図。

    10月1日、木星と太陽、月とが天秤座の(ほぼ)同じ度数で重なっています(新月なので太陽と月はぴったりです)。

    木星の、養い育むエネルギーが新月に注がれます。

    新月、天秤座9度のサビアンシンボルは、Three old masters hanging in an art gallery. (画廊に掛けられた、3点の名画)。詩句はMarc Edmund Jonesによります(訳はまほによります)。

    天秤は、ふたつのものを皿にのせて比較する道具ですよね。old masters は、過去に大画家によって描かれ、すでに価値の定まっている名画です(辞書的には16〜18世紀ヨーロッパの作品を指すらしいです)。

    度数の詩句は、画廊の壁に掛かった名画を見比べながら、よりよいもの、より洗練されたもの、より美しいもの、より価値のあるものを探していく、そして自分の鑑識眼やセンスも養っていくことのシンボルのようです。

     

     

    新月と木星に対して緊張の角度を取るのが、山羊座に入って元気のよい火星です。

    緊張の角度は取りますが、それならそれでエネルギー源として活かすことを考えてみましょう。火星はやる気と活力の星でもあるので。この火星のエネルギーをつまらない喧嘩や争いに使うと、ただの火種にしかなりません。かといって、自分のなかに溜め込めばストレスが高じてカラダに悪い。

    火星は新月図のMC(社会的な活動を象徴する部屋の始まりです)に調和的角度を取っているので、エネルギーは無駄にせず仕事や社会的な活動に注ぎ込むと吉でしょう。そうでなければ、カラダを動かして発散してくださいね。

     

     

    新月図のアセンダントは蠍座。支配星は冥王星と火星で、どちらも2ハウスにあるので、自分の持って生まれたもの(資質、身体、才能など)に関係します。

     

     

    これから1ヵ月間は、いくつものものを並べて、比べる――そんなことがテーマになりそうです。コツは、すでに価値が定まっているものを素直に見ること。自分を押し出すよりはちょっと引いて距離を取って、冷静に見ること。そして、「見る目」を養います。自分の持てるものをちゃんと活かし、情報を集めて比較検討し、さらにセンスや見る目を養いましょう、という感じでしょうか。

    天秤座にはこの先約1年間木星が滞在するため、天秤的な性質は、この先約1年間のテーマでもあります。ちょっと心に留めておくといいかもしれませんね。

     

     

    ところで新月に限らず、10月は、16日の牡羊座の満月も含め、活動宮星座にある天体の間でアスペクトが次々と作られます。

    特に活動宮(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)に天体がある方は、急にスピードが出たような感じになるかも。もちろん、ほかの星座の方もその影響をまぬがれるわけではありません。

    これは、来年も続く流れの活動宮スクエア期間のひとつの幕開けと言えます。この先1ヵ月が、この先1年のスピード感や活気のサンプルケースみたいになるのではないかと思うので、そのあたりも、ちょっと気にしておくといいかも。

     

    ところで、今日は表参道、根津美術館近くのギャラリーへ、楽しい個展を見に行ってきました。
    真道彩さんの「魔女の頭巾 - Witch’s Hair Net」展です。もちろん、魔女つながりです(笑)。
     この、ヘアネットが真道さんの魔女の特徴なんですね。カラフルで、かわいい。
     こんなふうに、ほうきに乗ってる魔女たちもいました。
    今日はオープニングで真道さんも在廊されていて、初対面なので「魔女の藤井まほです」とご挨拶したら、すごくウケて嬉しかったです(笑)。
    新作ばかりなのでold mastersというのではありませんが、どうやら150歳とか200歳とかの魔女も描かれているらしく。わたしにとっては、old witches hanging in an art gallery という新月前夜になりました♪
    会期は10月9日まで。ご興味ありましたら、魔女の方でもそうでない方も、ぜひNorton Gallery を訪ねてみてくださいね。

     

     

    ではみなさま、素敵な新月の日をお過ごしください。

    2016.09.28 Wednesday

    トーキングアバウト青い鳥のタロット「XII The HANGED MAN 吊られた男」篇、公開中です♪

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      いつもアクセスありがとうございます、まほです。

      2016年も、秋分を過ぎましたね。そのわりには相変わらず台風が次々とやってきて、東京は蒸し暑い日が続いています。みなさんのところでは台風や長雨の被害などないことをお祈りしています。

       

       

      しばらく更新できなかったのは、先週数日間長野に滞在していたからです。それも台風まっさかりのなか。そもそもほぼ仕事のような用で出かけている上に、直前に都内での仕事が1本入ったために旅程を短縮したこともあり、どこかに遊びに出かけることはあまり期待していなかったのですが、それにしても連日の雨。なかなか晴れやかな写真が撮れませんでした。コスモスは、いつも行く高原のパン屋さんの駐車場に咲いていたものです。

       

       

      さて、雨に見舞われた旅から帰ってきたところで、みなさまお待ちかね、トーキングアバウト青い鳥のタロット「XII The HANGED MAN 吊られた男」篇が公開されました。青い鳥のタロットは中央です。

       

       

       

       

       

      なんかね、カッコいいでしょこの男性。吊られてるんだけど、なんかセクシーなのです。

      この絵を描いた川口さんと言えば、このあとに出てくる「XIII Death 死神」とか「XV The DEVIL 悪魔」といった絵柄がお得意なのですが、こういうのもイケるんですよね。

       

       

      わたしはこのカードを見るたびに、なんとなくデイヴィッド・ボウイを思い出すんですよね(RIP)。宇宙的というか地球外生物的というかトランスサタニアン的なんだけど、「あっち側」から「こっち側」に来ている感じ? だから手が届かないわけじゃない。アクセスできる、手でさわれる感じ。

      ボウイが亡くなったときにわたしは、え?この人も死ぬのか?って思ったくらいなんですけど、一瞬あとに、そうか死ぬよないつかはって思い直したのを、ふと思い出しました。

      そう考えると、「XII The HANGED MAN 吊られた男」はこっち側からあっち側を志向してるんだけど、あっちに行きっぱなしではないですよね。彼は、ここにいるのでした。

       

       

      というわけで(いや論理的につながってないですけど)、

       

      トーキングアバウト青い鳥のタロット「XII The HANGED MAN 吊られた男」篇

       

      ご覧くださいませ。

       

      トーキングアバウト大アルカナもここが折り返し地点と思うと、感慨深いです! いつもお読みいただきありがとうございます。

      2016.09.16 Friday

      9月17日満月図。不要は手放し、不浄は浄める。

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        いつもアクセスありがとうございます、藤井まほです。

        水星逆行真っ盛りの現在、みなさんいかがお過ごしですか? 昨晩、お月見はできたでしょうか? わたしは部屋のベランダから少しだけ、きれいな月を見ましたよ。

        さて、今日は都合によりいつもより少し短めの満月読みです。

         

         

        9月17日午前4時頃、魚座で満月が起こります(半影月蝕です)。

        月、太陽と火星で柔軟宮のTスクエア。葛藤のある満月となりそうです。やる気と現実、進みたい気持ちと体力が折り合わないとか、今夜中に仕上げたいけど眠いとか。そんな感じでしょうか。

        満月なので何かが極まるタイミング。月は魚座なので、レットゴーがいちばんのお薬です。とりわけ水星逆行中で、予定通りに進まないことも少なくない。予定にしがみつかないことも、大事です。広い、やわらかい心で臨みたいですね。

         

         

        逆行中の水星ですが、山羊座冥王星、魚座海王星とはよい角度をほどほど結んでいます。

        満月の月/太陽と、水星/海王星はともに、魚座乙女座の間に(たとえば、「ゆるやか/おっとり」と「几帳面/神経質」のように両立させにくい二極間の)ラインを描いているのですが、水星海王星のほうのラインの緊張は山羊座冥王星によって緩和されます。目上の人、パワーのある人がばしっと言ってきたら長いものに巻かれてみるのも一興かもしれません。ある局面では。つまり、ある「一部」に対するこだわりを自分が本当に推進したい方向性のために譲ることが、ほかからのパワーを受け取る結果につながったりしそうな配置です。

        新月(日蝕)のときもそうでしたが、相手方のほうに分があるので、相手の広い胸を借りるような気持ちで。

         

         

        満月の月は、魚座25度。"the purging of the priesthood"「司祭職の浄化」。このシンボルは、一人の司祭を追放するとも読めますし、その宗教内での位階といったシステム自体を浄化する意味にも取れます。キーとなっているのは、宗教組織やスピリチュアルな世界なども、つねに清らかさを保っているわけではなく、時折浄化を必要とするという側面のようです。

         

         

        9月1日の新月で、自らのシャドウを覗き込むというテーマを意識しましたが、この満月では、覗き込んだシャドウのなかに見つけて明るみに出したもののなかで、不要なものは手放し、不浄なものは浄化すること、がテーマのような気がしました。

         

         

        天秤座に入ったばかりの木星は、双子座のMCと調和的な120°の角度にあります。天秤座、双子座という風エレメントの星座の、軽やかな情報収集能力や知的な好奇心は開運の鍵となります。もし気分が沈みがちだったら、気の合う人とお喋りしたり雑誌を読んだり、細切れでもいいのでいろいろなことを軽く楽しんでみると吉でしょう。

         

         

        写真は、満月を前に久しぶりに組んだグリッド。真ん中のほんのりピンクがかったミルク色のクラスターはガーネットです。今日はこの石と、その上のスケルタルクォーツが使いたくてグリッドを組みました。自分に優しくしながら浄化っていう感じでしょうか。

        みなさま、穏やかな満月をお迎えくださいね。

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