水星逆行について、短い(けれど大事な)補足
8月30日〜9月22日 水星が乙女座で逆行します
8月18日、満月図 虹の光を探せ
こんばんは! いつもアクセスありがとうございます、藤井まほです。
8月18日、18時26分、水瓶座で満月です。暦を見ると半影月蝕とありますが、今夜、月が欠けて見えることはないそうです。
今日も、ざっくりと満月図を読みますね。(満月図=月が満ちる瞬間のホロスコープ、地点は東京で作成しています)
月は水瓶座に、太陽は獅子座にあります。
月は12ハウス、といってもほとんどアセンダントの近くにあり、1ハウスとも読めます。
前回の新月に続いて、12ハウスの月ですね。12ハウスは隠れた、見えない部屋であり、暗闇の部屋。
そこにぽかんとまんまるの月が浮かんでいる。
月の度数は水瓶座26度(以下、度数は数えで)で、この度数に割り振られたサビアンシンボルの詩句は「hydrometer」です。
サビアンの本では水圧計と書かれていることが多いのですが、調べてみたところ、浮き秤というものらしいです。
「液体に浮べて,浮き秤のおもりの重量とおもりに働く浮力との釣合いから,液体の比重をはかる比重計の1種。目盛り浮き秤は下部にふくらみとおもりをつけて,垂直に液中に立つようにし,上部に目盛りをつけて,液面に接する点の目盛りからその液体の比重が読めるように較正してある」(コトバンクより)
浮力の性質を利用して量りにくい液体の比重を量るという、必要な人には欠かせないけれど縁のない人は一生使わないような道具なわけですが。天秤座の天秤と同じしくみでありながら、ちょっと込み入っている。用途も専門的である。だけれども、バランスや正確さが必要なツールというところが風エレメント同士で似ていますね。そして秤ですから、どこで誰が使っても同じ、標準でなければならない。えこひいきとかは、なしです(笑)。
一方、この月に反対側から光を送っているのは、獅子座26度にある太陽。サビアンシンボルは「rainbow(虹)」です。
自分を表すアセンダント近くの月と、ディセンダント(結婚とパートナーシップの部屋、7ハウスの始まり)近くの太陽による満月ですから、自己と他者、わたしとあなた、パートナーシップがクロースアップされる満月と言えます。(ホロスコープ上では)地平線近くの暗闇にぽかっと浮かんだ満月に、反対側の華やかな獅子座の太陽から虹色の光が届くような感じかもしれませんね。そう思ったので、以前に撮った水晶の写真をつけてみました。虹の光を受ける比重計?(笑)
アセンダントは水瓶座で支配星は天王星。今回の満月とは調和的な角度です。牡羊座25度にありシンボルは「a double promise(二重の約束)」。これは現実世界とそうではない未知なる分野の両方から情報をとりこめる能力を示すのだとか。
そもそも牡羊座にある天王星は、スタートするときに散るイグニションの火花や電気的な閃きのようなイメージがあります。それを考え合わせると、太陽と月、天王星の組み合わせは、3日の新月図に引き続き、霊感や閃きがきっかけになることを暗示しているのかも。そして、これらがアセンダントとディセンダント、才能や所有するものを表す2ハウスにあるので、パートナーシップに自分の資質を活かしていくタイミングとも読めます。
この満月図で形作られるもうひとつの気になる形は、7ハウスの木星と水星のペアが、月天王星と作るYODという形です。
木星はMC=社会活動の部屋の支配星で、仕事面での明るい希望を水星のコミュニケーション能力がプレゼンしたり伝えたりするサポートをしているような形です。パートナーの力添えという形かもしれません。
月と天王星は響き合っていますが、木星水星はそれを思いがけない形に引っ張っていく。7ハウスの木星水星は乙女座。獅子座の新月で始まったプロジェクト(獅子座だからクリエイティブでオレ流で華やかなものを目論んでいたかもしれません)は、満月にいたってある完成を迎えるわけですが、そこにパートナーの乙女座的な実際性、こまやかさが加わって思いがけない形になる、というようにも読めますね。ともあれ、最後までオレ流を貫徹するのは難しそうなのでした。けれども、そのなかにはそもそも目標として抱かれていたことの片鱗がちゃんと実現していて、大事なのはそこに虹(吉兆)をみることなのだという気がしました。天王星のサビアンである、ダブルの約束によって、人の身ではあってもそのことを感知することは不可能ではありません、といわれているようです。心の中の灯を消さないように。
以下、少しメモ的に。
満月前後の流れ:
8月3日の新月のあと、11日が上弦でした。
13日に3月末から5ヵ月ほど逆行していた土星が順行に戻ったので、うまく進んでいなかったことが少し進み始めたように、リミッターがはずれたように感じられた方もあるでしょう。
現在土星は射手座を運行中で、満月を過ぎ、24日にはそこに火星が追いつき、土星にエネルギーと方向性を与えます。このときまでに、現実を動かしたい方向を決めておきましょう。欠けていく月のサイクルですから、捨てるべきものは捨てて身軽になっておくと、この運気をよりよく使えるはずです。土星には相変わらず海王星がスクエアで、いろいろとカオスになっているかもしれませんが、ここは順序立てて地道に計画したいものです。
9月1日の新月は金環日蝕です。この土星海王星スクエアに対し新月が葛藤的な位置で起こるので、こちらの読みについては新月より少し前にアップするようにしますね。
よい満月の夜をお過ごしくださいね♪
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