2011.06.27 Monday

本と占い、そしてちょっと宣伝

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    先日、 ブックディレクターとして数々の書店のディスプレイや、美術展など催事スペースのブックショップをプロデュースしている幅 允孝さんのお話を伺う機会がありました。
    どのように本とつきあっていったらもっと楽しめるのか、という話題になったとき、幅さんはこんなことを言われました。

    本を何冊読んだか、どれだけの時間読んだか、よりも、読んだ一冊の本をいかにうまく自分に取り込むか。偶然出会った本を、どれだけ楽しんで読めるかが大事じゃないでしょうか。
    誰かが書いた一文を、どのようにして自分自身の日常に血肉化していくか、なんですよ。


    へええ!うまいこと言うなあと感心してしまいました。一冊の本の世界にどっぷり没入する、という楽しみも捨てがたいけれど、一冊の本という海に潜って何を獲ってくるか、という興味も、たしかにありますよね。そして、それを自分の暮らしにどう役立てていくのか、という。

    そこからひるがえって、占いのことを考えてみたのです。占いも、お客さまと占い師との出会いであり、素敵な占い師さんならばその方のワールドみたいなものに没入する楽しさや、頼もしさ安心感や、刺激があります。一緒に旅をしてくれるナビゲーターのような占い師さん、説教型で励ましてくれるちょいコワお姉サマのような占い師さん、知らない世界を見せてくれる魔女のような占い師さん。さまざまですよね。

    どんな占い師のリーディングを受けたときでも、大切なのは、その旅から何を持ち帰るか、なんです。そして、占い師の一人としてわたしは、鑑定時間が10分であっても1時間であっても、その時間は十分に充実しているべきだと考えているのですが、その一方で、お客さまに一つでいいから、本当に小さくてもいいから、持ち帰ったそのお土産をご自分のために役立てていただきたいと願っています^^
    幅さんの言葉を借りれば、「自分自身の日常に血肉化していく」ということですね。

    そんな幅さんの本が出たのでちょっとご紹介しておきますね。
    『幅書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。』

    最後に、ずいぶん前に関わった本の発売元が変わって再刊になったので、ちょっと宣伝させてください。占いとは全然関係ないからいいやと思っていたんですが、この間、書店に平積みになっているのを見かけて、やはり関係者としては一押ししておこうという気になった次第です。
    細野晴臣『アンビエント・ドライヴァー』
    音楽のことだけではなく、ネイティヴ・アメリカンの教えや、いろいろな旅の話など、細野さんらしい内容の読み応えある一冊です。目に見えない世界に興味がある方は、ぜひ^^
    2011.06.12 Sunday

    夏休みの子ども

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      太陽が牡牛座に滞在した4月20日から5月21日双子座に移るまでの1ヵ月、そしてその後いまに至るまで、思いもかけず公私にわたってさまざまなことが起こり、ブログの記事を書けず、起こったことを文章にすることもできませんでした。
      心配してくださった方、ありがとうございました。わたしは元気でいます:)

      こんなふうにバタバタといろいろなことが起こるなんて予想もしていなかったのですが、なぜか「太陽が牡牛座にいるうちに、レイキの講習を受けておこう」と思い立ち、ファーストディグリーのアチューンメントを受けたのが4月末でした。
      レイキは、体に手を当てるというフィジカルな行為と、そのようにして(目に見えない)エネルギーを入れる/送るということが一体になったものですから、牡牛/蠍の両極をうまく満たしてくれるとも言えますね。実際、初歩だけですがレイキを習い、先月の牡牛新月〜蠍満月を経て、自分がさまざまに変化してきている気がします。
      (ちょうど同じ頃、すでにファーストディグリーを修了済みのエバ・プリマヴェラ先生がセカンドディグリーを受講されたとブログに書いていらして、偶然にちょっとびっくりしました)

      これから、このブログでもレイキを習って何が変わったかをときどき書いていきますね。今日はまず、時間の流れ方が変わったという話です。

      わたしがレイキを習った方は、以前からお世話になっているレイキティーチャー。彼女はクリスタルにも詳しくて、「クンツァイトを身につけていると、同じ1時間の間でも、ずっとたくさんのことができる」ということをときどき書いておられて(汗)。それを読むたびに「えーうっそー」とわたしは思ってきたわけですが。(そして、クンツァイトは好きな石だけど、いまだにそんなふうに感じたことはないです、残念ながら)。

      わたしにとってのレイキは彼女の言うクンツァイトみたいな働きをしてくれています。
      それまでだったら、絶対に「わー時間が足りない、ぎゃー!」と悲鳴を上げていたはずの状態でも、レイキを習ってからは、「うん、大丈夫、できる」って思えてしまうのです。別にレイキを当ててる最中というんじゃなくて、普通の日常の中で。ポジティヴに考えようとか、大丈夫と思おうとしているわけじゃなく、最初から自然にそう思えるのだから不思議です。やや心配性気味の性格が治ったというか……(笑)。

      その結果、「あれとこれと、それからあれもやらなきゃいけないんだから、絶対に間に合わない」という考えを抱かなくなりました。
      それってどういうことかというと、いつも空っぽの時間があるのです。空っぽというのは、何もしていなくて、何も始めていなくて、これから何でも始められる、という意味。
      そういう時間が、朝だけじゃなくて一日に何度か訪れます。そのときに、

      さー。これから何をしようかな。あれもできるし、これをやってもいいな。

      と思えるのです。
      よく考えたら、子どもの頃の夏休みってこういう感じだったような気がするのです。夏休みだけじゃなく、学校が終わったあととか、もちろん毎日ではなかったかもしれないけれど、「これから何をやろうかな、わくわく」という気持ちがあった。それと似ているなと思いました。

      ときどきは、うわーできるかな(心臓ばくばく)という瞬間がないわけじゃないのですが、そのすぐあとに、根拠もなく「いや、たぶん大丈夫だよ、うん大丈夫」という気持ちになって、心配を忘れてしまう。そして、子どもみたいに「これやってみたらどうなるんだろう」という興味のほうが強くなる。

      たぶん、クンツァイトがそういう働きをする場合もあれば、レイキの場合もあるんでしょう。もちろん、全然違うことが同じ働きをする場合もあると思います。
      たまたまわたしの場合は、それがレイキでした。空っぽの時間があると、同じ長さの時間でも、思っているよりたくさんのことができちゃったりするのです。なぜか「間に合わない」ということがない。それはたぶん、「間に合わないかもしれない」という心配がないからなんですね。
      時間というのは実際には主観的なものでもありますから、心理的な状態によって伸び縮みするとも言えるでしょう。レイキは、時間そのものではなく、その人の心理的な部分をメンテナンスすることで「時間の感じ方」を変えてしまうんでしょうか。

      習ってみるまでは、レイキというのは単に手を当ててエネルギーを流すヒーリングの技法だと思っていたのですが、実際にアチューンメントを受けてみたら、もうちょっと深い部分で自分が変わったなと感じさせられることが多くて面白いです。

      ところで、わたしは結構若い頃から煙草を吸っていて、節煙には何十回も失敗したのですが、あるとき思い立って禁煙したら一回ですぱっとやめられて、もう10年以上が経っています。いまでは煙草を吸わない生活っていいなあと思っていますが、人にあまり禁煙を強く勧めたりはしないのです。なぜかというと、人にはそれぞれタイミングというものがあると思っているから。
      なので、「煙草を吸わない生活もいいよ、おすすめ! 楽しみにしていてね。あなたもきっと、そのときが来たらすぱっとやめられるよ」というだけです。

      ここでもレイキを強くおすすめする、ということは敢えてしないでおこうと思います。わたしが長いことレイキヒーリングを知っていても、このタイミングでしか受講してみようと思わなかったように、誰でも必要なタイミングで「やりたくなる」と思うから。
      ただ、情報は大事だと思うので、これからもちょくちょく何がどのように変わって面白いかということを現在進行形でお伝えしていきますね。
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