2011.02.22 Tuesday

春だから眠たい色なの?

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    去年の12月頃に、ふと立ち寄ったビーズ屋さんで何種類か天然石ビーズを買い込みました。石を買うときもそうだけれども、「買いに行こう」と勢い込んで行ったときよりも、ふらっと店に行ったときのほうが素の状態で石が目に飛び込んできて、思いがけないものを連れ帰ったりすることが多いのです。

    このときは、えええなんでこれ〜?と自分でも訝るような、眠い色、ハッキリしない色、印象がわかりにくいようなビーズばかり。これで何かを作れるんかいな?という気もしたのですけれど、どうしてもっていう気持ちが強くて迷った末に買ってしまいました。どれもお値段的にはプチな方々ばかりだったので……。(笑)

    そして、わけがわからないままに、これまたなんとなく「ブレスを作るぞ」という勢いで年末に組んだのがこれ(リンク先は12月の記事)でした。
    といっても、このときはもともと持っていたルチルやサンストーンがメインで、眠い子たちはバックに控えてるという感じだったのですね。
    きらきらしたフロントの石たちが目立っていると、バックの眠たい色の子はさらに静かに固まって無言な感じ。あれあれ。こんなつもりではなかったのだけれども。

    なーんて思ってると、せっかく組んだブレスもあんまり身につけないんですよね。とりわけ冬は袖の長い服を着ていることが多いので、ずっと置いたままになっていました。2月に入って仕事が一段落したとき、魔女の家庭教師の先生に会う機会があったのですが、そうだわこういうときにしていかないと!と思いついて、このブレスをして出かけました。

    そしたら彼女がまず――
       うーん、それ、ちょっとゆるすぎるんじゃない?
    と指摘。そうなんだよね、ちょっと石をたくさん使い過ぎちゃったかも。といいながら見せてみたのですが……。
       ここで流れが止まってるよね〜、でもこれがまほさんのネイタル金星土星スクエアなのかもしれないから、これはこれでいいのかもね〜。

    そっかー、このように組むべくして組んだのか〜。とそのときは納得したのですが。
    そういえばちょっとゆるすぎるから、身につけるのがいやだったというのもあるんだと思い出し、一回ほどいて石を少し減らすかな〜などと考えながら時間がまた過ぎて……。
    先日、三上先生のイベントで、美しいブレスをお迎えしたわけです

    このブレスがうちにやってきてしばらくしたら、ぼやーんと浮かんできたのは、自分の作ったやつは、ルチル部分と、眠たい色とで二つのブレスに分けよう、という思いつきでした。三上先生の静かだけどパワフルで素敵なブレスを見たら、自分の作ったものの中途半端さがわかっちゃったんだと思います。ルチルのきらきらした部分を取り去って、眠たい色の石だけで組んでみよう。デザインは凝ったものにせず、とにかく12月に買った石だけ使ったら、そのときにほしかったものがわかるんじゃないかと思ったのです。
    ということで、きらきらした石や、元気そうなヘソナイト(茶色がかったオレンジ色のガーネットですね)を全部とって、眠たげなブレスレット完成!(笑)

    案の定というか、ほかの要素を取り去ってみると、それほど眠たくもないんですよね。大粒はアクアマリン、その両側がセサミジャスパー、水色のアマゾナイトとサーペンタインとオレンジムーンストーン。
    ああ、12月に、わたしはこれがほしかったんです。できてみてわかりました。

    こんな地味な、変なもの、あんまり売ってなさそうですよね。だから自分で作ることに価値があるんだなと思いました。不器用で時間がかかっても(笑)。

    ついでに、セサミジャスパーっていうけど、これは絶対ジャスパーじゃないよねと思って検索してみたら、グラナイト=花崗岩だということがわかりました。
    花崗岩ですよ、あの「みかげ石」! 実は子どもの頃からすごくこの石が好きだったので、道理で今回こんなにも惹かれたんですね〜。
    花崗岩って遠目に見るとまだらな白黒の石ですが、よくよく見ると、水晶みたいに透明な石英やきらきら光る黒雲母などが混じり合って、とてもきれいな石なのです。中学生のとき入っていた地学部で、秩父まで石を採集に出かけたり顕微鏡で見たりしてたのを思い出しました。宝石でもなんでもない、地味な花崗岩の中に透明な石英を探すのが好きな、まー、ある意味変わった子どもだったので、大人になってもこんなビーズを買っちゃうんですよね!(って書いても、別に悪口でいってるわけじゃないですよ^^)

    セサミジャスパーというこのビーズも、白いミルキーなところに黒い斑点が入ったり、ペパーミントグリーンが入ったりして、もちろん透明な石英も混じっていて、わたしにはとてもツボな石でした。こういうのはタンブルよりも案外ビーズのほうがきれいだったりするのかもしれません。
    今回使ったアクアマリンもシアーな輝きがある粒も入ってますが、基本は透明なブルーとミルキーな部分が混ざっていたり、茶色のインクルージョンが入っていたりと、「宝石!」な感じからはほど遠いのですが、このセサミジャスパーとの相性は非常にいい感じがします。

    ムーンストーンも入れたので、インスピレーションを日常的な場面につなげるような、そんなブレスレットとして活躍してくれるんじゃないでしょうか。
    あと、ターコイズとコーラルというネイティブアメリカンの組み合わせを、淡い色に置き換えたみたいな感じにも思えます。
    よくよく見ると、なんだかカエルなんかの卵にも見えてきて笑えるんですけれど^^;; それでもとても気に入っているのでした。


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    2011.02.18 Friday

    獅子座の満月図

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      今夜は満月。昨夜からの雨、強風、そして空が晴れ上がって、日が暮れたら満月で〆ですか! すごすぎる。東京では大きなうっすら黄色い満月を見ることができました。みなさんのおうちのあたりでは、いかがだったでしょうか。

      今回の満月は、「次へ!」というニュアンスが強いような気が、個人的にはしています。

      西洋占星術では、12のサイン(星座)を行動欲求の面から三つに分類していて、それぞれ活動宮、不動宮、柔軟宮と呼んでいます。
      今回満月の起こる獅子座は不動宮。現在太陽が滞在している水瓶座も不動宮。ほかにも3天体が現在不動宮に滞在中です。

      不動宮というのは、ご存じの方もあるかもしれませんが、「維持すること、とどまること、変わらないこと、保つこと」への欲求が強く、牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座に天体が多いと、そういう目的で行動する(あるいは行動しない)ことにつながりやすいんですね。仕事でも勉強でも趣味でも習い事でも、何かを根気よく続けるためには絶対に必要な要素です。

      満月の起こる度数は獅子座の30度(いちばんしっぽ)です。満月の月は太陽とちょうど180度反対になるので、太陽は水瓶座のやっぱりいちばんしっぽの30度にいるのです。
      「現状を保ちたい、変化したくない」という不動宮のしっぽの次は、柔軟宮という「お相手次第でどうにでも変わりまっせ」のサインに移動します。

      満月というのは、一つのサイクルのピーク。そのピークが、「動きたくないよう」と石にかじりついているのを引っぱがされて、変わることの面白さを発見していく直前の度数に重なっているので、もうどうしようもなく「次へ」を意識させられるわけです。

      だけど、いまはまだ最後の度数にいる。
      だから、次に進む前に最後の仕上げをします。

      満月図を見ると、月はオギャーと生まれる瞬間を表すアセンダントの直前の12ハウスに、太陽は自分の世界を出て人と出会うディセンダントの直前の6ハウスにいます。
      それぞれデビュー前、最後の身支度中です。
      いままでためてためて引っ張って引っ張って、十分に用意してきたこと。この満月をきっかけに、ちょっと見直してみるのもいいかもしれません。もう十分に熟成していたら、そろそろ売り出すタイミングかも。もうたっぷり技術が身についてるなら、独立したっていい頃かも。そんな気づきがあるかもしれません。

      今日はちょっと趣向を変えて(笑)、月(満月)や太陽ではない部分のサビアンを見てみましょう。
      ひとつは、満月図では月のちょっと先にあるアセンダント。ここは、乙女座3度「守護天使」というサビアンです。英語では、two angels bringing protection 「保護をもたらす二人の天使」。
      もうひとつは、満月図の天頂、ミッドヘブン(MC)のサビアン。この牡牛座29度は英語では、two cobblers working side by side at a table、つまり 「テーブルで横に並んで作業する二人の靴修理職人」。

      片方は天上的なサポート、もう片方は非常に地道に「直して使う」地上的な職人、という対照的な象徴でありながら、両方とも「2」という数字がでてくるのが面白いなと思いました。
      2って「行ったり来たり」とか「あれもこれも」とか「繰り返し練習」とか「持ってる資質・才能」とか、いろいろな意味があるのですが、この満月とからめて考えると、「過去」という意味がしっくり来るような気もします。
      デビュー前、出発前に、あらためて「過去を振り返る」。
      いままで頑張ってきた自分もまんざらではないなとちゃんと評価したり、支えてくれた人に感謝したり、一緒にやってきた仲間にお疲れさまといったりいろんなことができますよね。あるいは自分が蓄えてきたリソースを見直してみたり。そんな区切りのときになるかもしれません。

      過去としっかり向き合ったあとは、スッキリした気分で次に向かえます。過去にこだわるのは、過去を客観化できていないから、という場合もあります。
      新月までの半月の間、次に向かうために何をしたらいいのか。身支度しつつ鏡を見ながら、ちょっと頭の隅っこで振り返ってみるといいのではないでしょうか。



      サビアンシンボルについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ:
      Cafe Astrology .com(英語)
      松村潔のサビアン占星術(日本語)

       
      2011.02.17 Thursday

      春に向けてのバスソルト

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        立春も過ぎて、お天気もカラダも少しずつ春に向かっている感じがしませんか?
        そういえば、先日は暦についてこんな記事を書いたところでしたよね。
        そして、その前には魚座と牡羊座の境目、西洋占星術の新年についても、何かごちゃごちゃ書いたような。

        どうやら、こうした記事を書きながら、頭の別の部分でぼんやりと(魚座的に)、春を妄想・夢想していたようです。
        太陽が牡羊座に入る占星術の新年、春分の日に先駆けて木星が牡羊座に入っていて、気分だけは「何か新しいものを始めるんだ!」と張り切っていたり、ほんとうに新しいことを始めちゃった誰かを羨ましく見ていたり、そんな方が多い時期かもしれません。

        わたしは、ここ3ヵ月ほど夢中で仕事をしてきたのがふっと全部一段落ついたところで、まだぼーっとしています。というか、じつはいつもぼーっとしているのですけれど、そう見えないこともあるらしいです^^;;

        何かやらなくちゃな〜。始めなくちゃな〜。
        と思いながらも、まあいっか、ゆっくりマイペースでやらないと疲れるし、と思っている自分。
        そんな自分に「いいよいいよ、ゆっくりやれば」と声をかけつつ、ちょっとだけ新しいことの種も蒔いてみようと思って、「立春明けて、ゆっくりやる気の湧くバスソルト」をつくってみました。

        精油は、牡羊座の木星にフォーカスして、先導隊として引っ張ってもらいたいという他力本願(笑)。
        やる気は必要だけど、夜のお風呂に使いたいので、リラックス系を多めに入れています。お風呂に入ったあとぐっすり寝ている間に、無意識をチャージしたい、という感じですね。

        ・ジャスミン→木星対応 自信が生まれ前向きになる。
        ・プチグレン→木星・牡羊座対応 活力が湧く。
        ・マージョラム→木星対応 深くリラックスする。
        ・フランキンセンス→牡羊座対応 深呼吸を助ける。

        そのほかリツェアクベバ、イランイラン、パチュリを加えました。

        ネイチャーエッセンスはクリエイティビティにフォーカス。
        Raspberry(morningstar)
         自分の才能や能力を大切にし、それが花開くようサポートしてくれる人々や機会を探せるように。
         絶望や哀しみといった感情を手放せるように。
         風邪などにつながりやすい、ネガティブなエネルギーに対する体の防衛機能を強めます。
        Wild Iris(alaskan)
         自分の創造力を信じ、それをうまく表現できるようにサポートします。

        新しく始めるのは牡羊座の素敵な性質。そこを強めるエッセンスが入っています。
        でも、香りは疲れがとれてよく眠れるブレンドにしてあるので、夜中にぎんぎんになってしまうことはないのです。アロマとエッセンスと両方使うと、こういう合わせ技ができるからいいですね。
        このバスソルトを使うと、翌朝スッキリ目が覚めるので不思議です。たぶん眠りが深いんでしょう^^
        自分がちょっとずつでも、春の感じになっていくといいなあ。
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