2011.01.27 Thursday
魚座から牡羊座。12ハウスから1ハウス。忘れてまた再び生まれるとき。
西洋占星術のホロスコープはぐるりと円の形になっていて、12サインは牡羊座から順番に進んで魚座へ、ハウスは1ハウスから12ハウスへとめぐっていくようになっています。円になっているので、最後の魚座、12ハウスまでぐるっと回ると、もう一度牡羊座、1ハウスからの旅が始まるというわけです。
天空では、1月23日に木星が牡羊座に入りました。牡羊は1番目のサインなので、木星にとって新しいサイクルが始まります。牡羊というのは、とにかく新しいこと、とにかく始まるときのわくわくが大切、というサインなので、たとえば今回のように木星が入ったりしてこのサインが強調されると、そういう気持ちや価値観、衝動がきわだつことも多いでしょう。
牡羊座の支配星が行動力を表す火星ということもあって衝動が行動に表れやすく、外からもわかりやすいのでしょうね。
木星は、ひとつのサインをほぼ1年かけて運行する星です。また、ものごとの性質を「拡大」する星なので、そのサインの特徴が出やすい。
そんな木星が牡羊座入りして、いろんなことがわかりやすくなっているかもしれない今日この頃なのですが、反対に、このホロスコープの12サインと12ハウスとでいちばんわかりにくいのが最後の魚座と12ハウスかもしれません。少なくとも、わたしなどはそう思うことが多いです。
そのひとのネイタルチャートで12ハウスに入っている天体が、そのひとの人生にどのように表れるのか、とか、魚座サインに入っている天体がどんな働きをするのか、とか。
もちろん、勉強や経験のおかげで、いまではそれなりにわかってきましたけれど……。
たとえば。
12星座の最後、魚座というのは、とにかくすべてが混沌として、区別も境目もない世界。清濁併せのむ。ぼやーんとしている。人道的な理想のためには他者の犠牲になってもいい。みたいな性質があります。(誕生星座=魚座生まれのヒト、という意味ではなくて、魚座というサインの性質です^^、念のため)。
一方の牡羊は、新しくオギャーと生まれたよ。他者って何だかわからんけどオレはオレ。生まれたばかりの赤ん坊のように好奇心一杯で、周囲をろくに確かめもせず動き回る。みたいな性質があります。(もちろん、牡羊座生まれのヒトのことじゃないです)
12ハウスは無意識、夢の場所。あるいは過去生を表すと考える人もいます。対する1ハウスは、自分自身の場所であり、そのひとのアイデンティティに関係します。
そして、今回の木星牡羊入りを期につらつら考えるうちに、ああ、こういうことなのかも、と思いました。
以下、思いつきですけれど。
わたしはアロマや占星術の仕事よりも前から、人物インタビューをしてそれを文章にまとめる仕事をしています。いわゆるライター、インタビュアーです。
取材相手は、有名人のこともあれば、無名の人の場合もあるし、専門家の方や特殊な体験をした方に話を伺うこともあります。取材する前には、新聞雑誌の記事や、ウェブを漁って、お会いする方に関する情報をひたすら集めます。有名人の方の場合は生年月日がわかることも多いので、こっそりホロスコープを立ててみたりします。
それから、こんな質問をしようとか、こう訊いた次にはあれを訊こうとか、いろいろ妄想します。メモをつくったりする場合もあります。
そんなふうにして、取材の前までは頭のなかがぱんぱんの状態です――ここまでが12ハウスとか魚座の状態みたいなものです。
で、取材相手にお会いして話を伺います。それを始める瞬間に、それまで集めてきたすべてを捨てます。捨てるというとちょっとかっこよすぎますね。もっと正確に言うと、忘れちゃうのです。
インタビューの方法(誰に教わったこともないのでこれは我流です)がこのように定まったのがいつかはよく覚えていません。新米のうちは、メモ通りに質問したりとか、集めてきた情報を元に質問したり、していたと思います。でもいつからか、そういうものが不要になってしまった。というよりも、そういうものを抱えたままインタビューしていると、その場と取材相手に集中できないんですよね。
だから、いつからか、全部忘れちゃうようになりました。
そして初めて、目の前の方にお会いする、という状況をつくるわけです――これが1ハウスとか牡羊座に当たるんじゃないかと思います。
12ハウスと1ハウスの間には、オギャーと生まれる瞬間であるアセンダントがあります。12ハウスが前世だと考える人は、そのアセンダントを越えて今生に入るということなんでしょうね。それはなんとなくわかる気がするのです。
人は、過去を背負っては次に進めない、という側面もあるのではないでしょうか。
過去というのは、思い出ばかりではなく。
よくホロスコープというのは、そのひとが生まれてくる前に決めた、この人生の青写真だというようなことが言われますが、もしそうだったとしても、そのホロスコープをいま目の前に置いて見ているそのひとは、「決めた」ことも「青写真」も、もう忘れてしまっています。オギャーと生まれてきた瞬間に、忘れちゃうんですよね。
それは、いろいろ覚えていないほうが、目の前のこと(この人生)に集中できるからだと思うのです。
たしか、能の評論家の戸井田道三さんだったと思いますが、「何でも忘れてしまっていい、忘れたということだけ覚えておけば」みたいなことをお書きになっていたような記憶があります。(違っていたらごめんなさい)。
わたしがインタビューに向かうとき、集めた情報を全部忘れてしまってもいいと思うのは、それを集めたという記憶がわたしにくれる安心感や自信だけで充分だからです。どんなに場数を踏んでも、知らない人に初めて会ってインタビューするのは不安です。でも、昨日(さっきw)まであれだけ調べたから、ということで、ちょっとは不安が解消されるわけですね(笑)。
そうしたら、あとはもう安心してすべてを忘れて、目の前の相手に集中できる。その時間を真剣に楽しむことができる。
そんなふうに「いま」に夢中になって戯れているのが、牡羊座というサインなのかもしれません。
牡羊座に入った天体(いまならば木星)は、魚座での経験を「なかったこと」にするのではないのでしょう。ただ、どんどん先に進むパワーにみなぎっている。目の前の新しいものごとに、ただひたすら集中している。
いま牡羊座に入ったばかりの木星は、今年ばかりはちょっと特別なハイスピードでそのまま牡牛座に突入していきます。目の前に次々と現れる新しいものと戯れ、このスピード感を上手にのりこなすのが、これから初夏くらいまでの楽しみ方かもしれません。
天空では、1月23日に木星が牡羊座に入りました。牡羊は1番目のサインなので、木星にとって新しいサイクルが始まります。牡羊というのは、とにかく新しいこと、とにかく始まるときのわくわくが大切、というサインなので、たとえば今回のように木星が入ったりしてこのサインが強調されると、そういう気持ちや価値観、衝動がきわだつことも多いでしょう。
牡羊座の支配星が行動力を表す火星ということもあって衝動が行動に表れやすく、外からもわかりやすいのでしょうね。
木星は、ひとつのサインをほぼ1年かけて運行する星です。また、ものごとの性質を「拡大」する星なので、そのサインの特徴が出やすい。
そんな木星が牡羊座入りして、いろんなことがわかりやすくなっているかもしれない今日この頃なのですが、反対に、このホロスコープの12サインと12ハウスとでいちばんわかりにくいのが最後の魚座と12ハウスかもしれません。少なくとも、わたしなどはそう思うことが多いです。
そのひとのネイタルチャートで12ハウスに入っている天体が、そのひとの人生にどのように表れるのか、とか、魚座サインに入っている天体がどんな働きをするのか、とか。
もちろん、勉強や経験のおかげで、いまではそれなりにわかってきましたけれど……。
たとえば。
12星座の最後、魚座というのは、とにかくすべてが混沌として、区別も境目もない世界。清濁併せのむ。ぼやーんとしている。人道的な理想のためには他者の犠牲になってもいい。みたいな性質があります。(誕生星座=魚座生まれのヒト、という意味ではなくて、魚座というサインの性質です^^、念のため)。
一方の牡羊は、新しくオギャーと生まれたよ。他者って何だかわからんけどオレはオレ。生まれたばかりの赤ん坊のように好奇心一杯で、周囲をろくに確かめもせず動き回る。みたいな性質があります。(もちろん、牡羊座生まれのヒトのことじゃないです)
12ハウスは無意識、夢の場所。あるいは過去生を表すと考える人もいます。対する1ハウスは、自分自身の場所であり、そのひとのアイデンティティに関係します。
そして、今回の木星牡羊入りを期につらつら考えるうちに、ああ、こういうことなのかも、と思いました。
以下、思いつきですけれど。
わたしはアロマや占星術の仕事よりも前から、人物インタビューをしてそれを文章にまとめる仕事をしています。いわゆるライター、インタビュアーです。
取材相手は、有名人のこともあれば、無名の人の場合もあるし、専門家の方や特殊な体験をした方に話を伺うこともあります。取材する前には、新聞雑誌の記事や、ウェブを漁って、お会いする方に関する情報をひたすら集めます。有名人の方の場合は生年月日がわかることも多いので、こっそりホロスコープを立ててみたりします。
それから、こんな質問をしようとか、こう訊いた次にはあれを訊こうとか、いろいろ妄想します。メモをつくったりする場合もあります。
そんなふうにして、取材の前までは頭のなかがぱんぱんの状態です――ここまでが12ハウスとか魚座の状態みたいなものです。
で、取材相手にお会いして話を伺います。それを始める瞬間に、それまで集めてきたすべてを捨てます。捨てるというとちょっとかっこよすぎますね。もっと正確に言うと、忘れちゃうのです。
インタビューの方法(誰に教わったこともないのでこれは我流です)がこのように定まったのがいつかはよく覚えていません。新米のうちは、メモ通りに質問したりとか、集めてきた情報を元に質問したり、していたと思います。でもいつからか、そういうものが不要になってしまった。というよりも、そういうものを抱えたままインタビューしていると、その場と取材相手に集中できないんですよね。
だから、いつからか、全部忘れちゃうようになりました。
そして初めて、目の前の方にお会いする、という状況をつくるわけです――これが1ハウスとか牡羊座に当たるんじゃないかと思います。
12ハウスと1ハウスの間には、オギャーと生まれる瞬間であるアセンダントがあります。12ハウスが前世だと考える人は、そのアセンダントを越えて今生に入るということなんでしょうね。それはなんとなくわかる気がするのです。
人は、過去を背負っては次に進めない、という側面もあるのではないでしょうか。
過去というのは、思い出ばかりではなく。
よくホロスコープというのは、そのひとが生まれてくる前に決めた、この人生の青写真だというようなことが言われますが、もしそうだったとしても、そのホロスコープをいま目の前に置いて見ているそのひとは、「決めた」ことも「青写真」も、もう忘れてしまっています。オギャーと生まれてきた瞬間に、忘れちゃうんですよね。
それは、いろいろ覚えていないほうが、目の前のこと(この人生)に集中できるからだと思うのです。
たしか、能の評論家の戸井田道三さんだったと思いますが、「何でも忘れてしまっていい、忘れたということだけ覚えておけば」みたいなことをお書きになっていたような記憶があります。(違っていたらごめんなさい)。
わたしがインタビューに向かうとき、集めた情報を全部忘れてしまってもいいと思うのは、それを集めたという記憶がわたしにくれる安心感や自信だけで充分だからです。どんなに場数を踏んでも、知らない人に初めて会ってインタビューするのは不安です。でも、昨日(さっきw)まであれだけ調べたから、ということで、ちょっとは不安が解消されるわけですね(笑)。
そうしたら、あとはもう安心してすべてを忘れて、目の前の相手に集中できる。その時間を真剣に楽しむことができる。
そんなふうに「いま」に夢中になって戯れているのが、牡羊座というサインなのかもしれません。
牡羊座に入った天体(いまならば木星)は、魚座での経験を「なかったこと」にするのではないのでしょう。ただ、どんどん先に進むパワーにみなぎっている。目の前の新しいものごとに、ただひたすら集中している。
いま牡羊座に入ったばかりの木星は、今年ばかりはちょっと特別なハイスピードでそのまま牡牛座に突入していきます。目の前に次々と現れる新しいものと戯れ、このスピード感を上手にのりこなすのが、これから初夏くらいまでの楽しみ方かもしれません。
2011.01.08 Saturday
過ぎたるは及ばざるがごとし、な話(1) 乙女座冥王星はアライグマの配置?
わたしが生まれたときの冥王星は乙女座にありました。冥王星は「とことんまでやる、白黒つくまでやり抜く」星で、乙女座も「潔癖!」なサインなので、乙女座冥王星って「徹頭徹尾!」な感じ、つまり「及ばざるがごとし」となるほどまでにやり「過ぎ」るパターンが多いのです。(汗)
前回の「歯を食いしばる」記事を書いていたら、いろいろと思いだした健康ネタ(?)があったのでちょっとずつ書いてきますね。このトレンドはたぶん、先日の新月がわたしのネイタル6ハウス(健康管理のハウスでもあります)で起こったからなんだと思います。
まずは20代前半で独り暮らしを始めた頃のこと。
まだ自分で自分の健康管理ということを始めたばかりで、聞きかじり、読みかじりの偏った知識しかなかった頃です。当時は会社員だったので、低血圧で朝起きづらい体質(9時45分に出社すればよい会社だったのに、遅刻連発というひどさ・苦笑)を何とかしたかったんですね。それで、朝シャワーを浴びるとしゃっきりするというので始めてみたわけです。
結果としては、シャワーを浴びる時間分早く起きなくてはいけないので、あまり有効ではありませんでした、トホホ。しかも、あるとき気づくと、お腹から背中にかけて謎の発疹が出てしまったのです!
そこで、会社の近所の皮膚科におそるおそる行ってみたところ――
お医者さん「最近、ボディシャンプーとか石鹸を変えましたか?」
わたし「特に変えてません」
お医者さん「うーん、肌がすごく乾燥してるんですけど、ナイロンの垢すりタオルでごしごししたりしてませんか?」
わたし「使ってるのはボディスポンジみたいなやわらかいのなんですけどねー。そういえば、最近、朝シャワーを浴びてるんですが、それって関係あるでしょうか」
お医者さん「まさか、朝も夜も石鹸つけて体洗ったりしてないでしょうね?」
わたし(内心ぎょえっ)「えっ、洗ってますけど、いけないんでしょうか?」
お医者さん「そんなに洗ってるから乾燥しちゃうんですよ!!! あなたのは洗いすぎ。石鹸つけて洗うのは一日一回で充分ですっ」
わたし(がーん)「お風呂に入ったら必ず洗うもんだと思ってましたぁ。。。。」
というよりも、お風呂に入ったりシャワーを浴びたりしたら、もう自動的にスポンジとボディシャンプーに手が伸びて、意識しない間に体を洗ってた、というのが本当のところです。何も考えてなかったんですね〜。
皮膚科の先生からは乾燥と痒みを防ぐ軟膏を処方され、朝シャワーでは体を洗わないことにして、とりあえず症状は治まりました。そのうち、シャワーの時間も寝ていたくなって、朝シャワーの習慣は身につかないままに終わってしまいましたが(笑)。
現代は、体を洗うのでも、シャンプーでも、歯磨きでも、「洗うと汚れが取れる」だけでなく、「洗うと(磨くと)スッキリする、髪がつやつやになる、そのあともよい香りが続く」みたいな商品が多いですよね。
こうした(追加の)機能が多くなればなるほど、「汚れを落とす」という大元の目的が忘れられて、「スッキリ感のため」「髪の艶のため」「香りのため」に洗ったり磨いたりするようになってしまう。
そうすると、「本当に洗う必要があるほど汚れてるの?」ていうことまでは考えずに、「自動的に」洗ったり磨いたりしがちなんですよね。汚れが落ちたらそこでやめればいいのに、わたしのように乙女座冥王星が発動しちゃうと、汚れていなくても「スッキリするまでとことん磨く」とか、「よい香りが残るように何度も洗う」とか、本末転倒した行動につながります。アライグマか!
そうすると、過ぎたるは及ばざるがごとし。肌や歯や髪を傷めてしまったりするんですよね〜。
洗濯物なども乾いたときの残り香をチェックするのじゃなくて(香りの強い柔軟剤はただのマスキングですから)、汚れが落ちているかどうかを目でチェックしましょうね。洗い過ぎはお気に入りのお洋服の寿命を縮めちゃいますしね^^
前回の「歯を食いしばる」記事を書いていたら、いろいろと思いだした健康ネタ(?)があったのでちょっとずつ書いてきますね。このトレンドはたぶん、先日の新月がわたしのネイタル6ハウス(健康管理のハウスでもあります)で起こったからなんだと思います。
まずは20代前半で独り暮らしを始めた頃のこと。
まだ自分で自分の健康管理ということを始めたばかりで、聞きかじり、読みかじりの偏った知識しかなかった頃です。当時は会社員だったので、低血圧で朝起きづらい体質(9時45分に出社すればよい会社だったのに、遅刻連発というひどさ・苦笑)を何とかしたかったんですね。それで、朝シャワーを浴びるとしゃっきりするというので始めてみたわけです。
結果としては、シャワーを浴びる時間分早く起きなくてはいけないので、あまり有効ではありませんでした、トホホ。しかも、あるとき気づくと、お腹から背中にかけて謎の発疹が出てしまったのです!
そこで、会社の近所の皮膚科におそるおそる行ってみたところ――
お医者さん「最近、ボディシャンプーとか石鹸を変えましたか?」
わたし「特に変えてません」
お医者さん「うーん、肌がすごく乾燥してるんですけど、ナイロンの垢すりタオルでごしごししたりしてませんか?」
わたし「使ってるのはボディスポンジみたいなやわらかいのなんですけどねー。そういえば、最近、朝シャワーを浴びてるんですが、それって関係あるでしょうか」
お医者さん「まさか、朝も夜も石鹸つけて体洗ったりしてないでしょうね?」
わたし(内心ぎょえっ)「えっ、洗ってますけど、いけないんでしょうか?」
お医者さん「そんなに洗ってるから乾燥しちゃうんですよ!!! あなたのは洗いすぎ。石鹸つけて洗うのは一日一回で充分ですっ」
わたし(がーん)「お風呂に入ったら必ず洗うもんだと思ってましたぁ。。。。」
というよりも、お風呂に入ったりシャワーを浴びたりしたら、もう自動的にスポンジとボディシャンプーに手が伸びて、意識しない間に体を洗ってた、というのが本当のところです。何も考えてなかったんですね〜。
皮膚科の先生からは乾燥と痒みを防ぐ軟膏を処方され、朝シャワーでは体を洗わないことにして、とりあえず症状は治まりました。そのうち、シャワーの時間も寝ていたくなって、朝シャワーの習慣は身につかないままに終わってしまいましたが(笑)。
現代は、体を洗うのでも、シャンプーでも、歯磨きでも、「洗うと汚れが取れる」だけでなく、「洗うと(磨くと)スッキリする、髪がつやつやになる、そのあともよい香りが続く」みたいな商品が多いですよね。
こうした(追加の)機能が多くなればなるほど、「汚れを落とす」という大元の目的が忘れられて、「スッキリ感のため」「髪の艶のため」「香りのため」に洗ったり磨いたりするようになってしまう。
そうすると、「本当に洗う必要があるほど汚れてるの?」ていうことまでは考えずに、「自動的に」洗ったり磨いたりしがちなんですよね。汚れが落ちたらそこでやめればいいのに、わたしのように乙女座冥王星が発動しちゃうと、汚れていなくても「スッキリするまでとことん磨く」とか、「よい香りが残るように何度も洗う」とか、本末転倒した行動につながります。アライグマか!
そうすると、過ぎたるは及ばざるがごとし。肌や歯や髪を傷めてしまったりするんですよね〜。
洗濯物なども乾いたときの残り香をチェックするのじゃなくて(香りの強い柔軟剤はただのマスキングですから)、汚れが落ちているかどうかを目でチェックしましょうね。洗い過ぎはお気に入りのお洋服の寿命を縮めちゃいますしね^^
2011.01.06 Thursday
「ゆるん」と「ぎー」のバランス
今日は普通の日記です。
昨年11月に歯の不具合が発覚し、12月、なんと7年ぶりに歯医者さんの予約を取りました。7年前に行ったところでいやーんな思いをしたので、今回はおともだちに紹介していただいた、初めての歯医者さんです。
「7年ぶりなの? よくもまあ」と厳しくも頼もしい女医先生が、呆れながらもすべての歯と歯肉をチェック。そこでも新たな問題発生が複数発覚してトホホな気持ちになったのではありますが、なかでも自分としてはショックだったのが、奥歯がすり減ってる、という指摘でした。
「歯を食いしばってるでしょっ」と先生。
少し前に見た医学系のTV番組で、歯を食いしばる人には「歯ぎしりする人(歯ぎしりの音が聞こえる)」と「食いしばってるけど歯ぎしりの音が聞こえない人」の2種類ある、ということを知っていました。わたしは音は出さずに食いしばる、サイレント歯ぎしりタイプなのかも。
そういえば、7年前に歯の治療を受けた原因というのは、硬いものを噛んだときに一番奥の臼歯が割れてしまったからなのでした。そのとき「食いしばりのせい」とはいわれなかったけど、もしかしたら、知らず識らずのうちに食いしばっていたせいで、奥歯が弱っていたのかもしれません。
今回の治療はその部分ではなく、ちょっとずつ治していきましょうね、的な治療方針だったので、歯のことはとりあえず忘れて年末年始を過ごそうと思ってたところに、風邪を引いて寝込んでしまいました。
わたしは風邪を引くとよくあるのですが、頭痛というより眼窩が痛い。それも、右側だけとか左だけ、ということが多いんですね。
熱は微熱程度だったんですが、「目が痛いよー」といって寝ているときに、ふとこれは顔全体の骨が痛いんではないかと思いつきました(病に伏せっているときはいろいろ思いつきますよね)。
さらに、ひょっとするとこれは食いしばってるせいかもしれないと、思いついたわけです。
たしかに食いしばってる。
奥歯にぐっと力が入ってる状態でした。そこで、顎をゆるませて食いしばる力を弱めてみると、ちょっと目が痛いのが和らぐような気がしました。
面白いなと思ったので、今度は深い呼吸をしてみました。深い呼吸って、歯を食いしばってるよりも顎をゆるめたほうが、しやすいみたいです。
そんな実験をいろいろやっているうちに風邪も抜けて、ようやく新年の心持ちになったのでした。
わたしはわりと緊張しいなので、歯を食いしばってることが多いんだと思います。そういう人、わたし以外にも少なくないんじゃないでしょうか。
このことに気づいてからは、リラックスしたいときには意識的に顎を緩めるようにしています。
もちろん、スポーツをするときとか、力仕事をするときとか、ここぞという力を発揮したいときにはお腹に力を入れて、歯を食いしばったほうがいいはずです。
要は、顎を「ゆるん」とさせるときと、歯を「ぎー」と食いしばるときと、ちゃんとメリハリつけたほうがいいんじゃないか、と思うのです。それが自然にバランスよくできる人が、自然体の人。でもそうなれないなら、自分で意識的にメリハリをつけていけばよさそう。
これが上手にできるようになったら、もしかしたらですけど、偏頭痛の頻度なんかも少し減るんじゃないかなーと期待しているところです。
そして、今日気づいたことは、ホロスコープを見たり、タロットカードで占ったりしているときには、自然と顎がゆるんでいるんです! これにはびっくりしました。すごく集中してるんだけど、呼吸は深く、顎はリラックスしている。
どうも、わたしの心身の健康(?)のために、占いは必要みたいです。^^
昨年11月に歯の不具合が発覚し、12月、なんと7年ぶりに歯医者さんの予約を取りました。7年前に行ったところでいやーんな思いをしたので、今回はおともだちに紹介していただいた、初めての歯医者さんです。
「7年ぶりなの? よくもまあ」と厳しくも頼もしい女医先生が、呆れながらもすべての歯と歯肉をチェック。そこでも新たな問題発生が複数発覚してトホホな気持ちになったのではありますが、なかでも自分としてはショックだったのが、奥歯がすり減ってる、という指摘でした。
「歯を食いしばってるでしょっ」と先生。
少し前に見た医学系のTV番組で、歯を食いしばる人には「歯ぎしりする人(歯ぎしりの音が聞こえる)」と「食いしばってるけど歯ぎしりの音が聞こえない人」の2種類ある、ということを知っていました。わたしは音は出さずに食いしばる、サイレント歯ぎしりタイプなのかも。
そういえば、7年前に歯の治療を受けた原因というのは、硬いものを噛んだときに一番奥の臼歯が割れてしまったからなのでした。そのとき「食いしばりのせい」とはいわれなかったけど、もしかしたら、知らず識らずのうちに食いしばっていたせいで、奥歯が弱っていたのかもしれません。
今回の治療はその部分ではなく、ちょっとずつ治していきましょうね、的な治療方針だったので、歯のことはとりあえず忘れて年末年始を過ごそうと思ってたところに、風邪を引いて寝込んでしまいました。
わたしは風邪を引くとよくあるのですが、頭痛というより眼窩が痛い。それも、右側だけとか左だけ、ということが多いんですね。
熱は微熱程度だったんですが、「目が痛いよー」といって寝ているときに、ふとこれは顔全体の骨が痛いんではないかと思いつきました(病に伏せっているときはいろいろ思いつきますよね)。
さらに、ひょっとするとこれは食いしばってるせいかもしれないと、思いついたわけです。
たしかに食いしばってる。
奥歯にぐっと力が入ってる状態でした。そこで、顎をゆるませて食いしばる力を弱めてみると、ちょっと目が痛いのが和らぐような気がしました。
面白いなと思ったので、今度は深い呼吸をしてみました。深い呼吸って、歯を食いしばってるよりも顎をゆるめたほうが、しやすいみたいです。
そんな実験をいろいろやっているうちに風邪も抜けて、ようやく新年の心持ちになったのでした。
わたしはわりと緊張しいなので、歯を食いしばってることが多いんだと思います。そういう人、わたし以外にも少なくないんじゃないでしょうか。
このことに気づいてからは、リラックスしたいときには意識的に顎を緩めるようにしています。
もちろん、スポーツをするときとか、力仕事をするときとか、ここぞという力を発揮したいときにはお腹に力を入れて、歯を食いしばったほうがいいはずです。
要は、顎を「ゆるん」とさせるときと、歯を「ぎー」と食いしばるときと、ちゃんとメリハリつけたほうがいいんじゃないか、と思うのです。それが自然にバランスよくできる人が、自然体の人。でもそうなれないなら、自分で意識的にメリハリをつけていけばよさそう。
これが上手にできるようになったら、もしかしたらですけど、偏頭痛の頻度なんかも少し減るんじゃないかなーと期待しているところです。
そして、今日気づいたことは、ホロスコープを見たり、タロットカードで占ったりしているときには、自然と顎がゆるんでいるんです! これにはびっくりしました。すごく集中してるんだけど、呼吸は深く、顎はリラックスしている。
どうも、わたしの心身の健康(?)のために、占いは必要みたいです。^^
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