香りとタイミング。イランイランのふいうち
今日は香りの話です。火星が牡牛座に入ったせいか、天王星がいよいよ牡牛座の入り口に近づいてきたせいか、自分の身体や感覚(牡牛座の司る領域です)に気持ちが向くようになったかもしれません。
プロフィール写真にもあるように、ここ数年わたしはずっとスパイラルパーマをかけて、レッドツェッペリンのロバート・プラントさま的なヘアスタイルにしています。そんなスタイルにしていたってやっぱり冬場は髪が乾燥してぱさついてきて、まとまりにくいのです。というか、もともとまとまってないのがよりまとまらなくなってしまう。
そこで、いろいろなアウトバストリートメントやスタイリング剤を試してみるのですが……。なかなかいいのが見つかりません。
まず、わたしは自分のつける香水を楽しみたいので、髪に香りがつきすぎるのは嫌なのです。でも、トリートメントにしてもスタイリング剤にしても、最近は「残り香」が売りなんですよね(-_-)
困っていて、この間とあるコスメ系セレクトショップで探してみました。探したのは、「香りが穏やかで、ミルク状で、オイルよりも艶が出ず重たくならないスタイリング剤」だったのですが、やはり流行とは一線を画した特殊な髪型(笑)なので、なかなか求めるものが見つからず。
ようやく見つけたのが、ミルク状のアウトバストリートメントでした。テスターをちょこっと手にとって前髪のくるくるひと束になじませてみたら、仕上がり感がかなり理想的だったので、店員さんにこれってスタイリングにも使えます?と聞いてみたらセット力は弱いけれど、使えますよ、とのこと。
顔に被さってくる前髪につけていても、香りはあまり気にならない気がして。「香りも穏やかですよね?」と言ったら、店員さんがヘンな顔をしていたのでそこで気づくべきだったのですが、あまり気にせず、その商品を買うことにしたのです。
その帰り道に。たったひと束の前髪につけただけのそのトリートメントがかなり強い香りをまき散らしていることにようやく気づいたのでした。遅い。
しかもこれは、イランイランではないですか!
古くはあのカリスマ歌手ユーミ●さんがつけているという噂のあったイランイランの香り。エキゾチシズムの極み。「花の中の花」という意味の名前。そして女性性を豊かにすると言われるその効用。
いったいなぜわたしがこんな香りをまき散らしてるんだ!というオドロキ。
つけてみてわかったのですが、つけてすぐにはさほど香らず、あとからイランイランその他がばーんと主張してくるトリートメント剤だったのでした(笑)。
だから、「香りが穏やかですよね」と言ったらちょっとヘンな顔した店員さんは、そうでもないですよといいたかったのだと思います。言ってくれればよかったのに〜!
って、一時は思ったのですけれど。
実は、毎日手許のアルガンオイルと混ぜながら少量ずつ使っているうちに、この香りが好きになってしまったのでした。このトリートメントをつけるときには香水を控えめにしてもいいなと思うくらい。
香りのものって本当に面白いのですが、必要なときに必要なものが手許に来る。
ローズとイランイランは女性性に自信をもたらす香り、ジャスミンは男性性に自信をもたらす香り、と聞いたことがあります。いまのわたしにはローズではなくイランイランだったんだーっ!!!というのが自分でも笑えてしまう。実用面で使う使わないは別として、香り本体が自分からはいちばん遠いと思っていたものですから。
女性性に自信があるからじゃなくて、このところ女性性に自信とかそういうのどうでもいいじゃんって思っていた、という意味で。
普段のわたしなら、テスターをつけた段階でなんとなく「うっこれはなんか違う」って気づいたんじゃないかと思います。イランイランと特定する前に拒んでた。
ところが、反対に「これは穏やかな香りだな」(錯覚です)と思って買って帰った時点で、この香りを必要としてたんだなっていまならわかります。
いつもはとても高くそびえたつイランイランの香りに対するブロックがすーっとなくなってるから、「穏やか」というポジティブな感じ方をしたんでしょう。
わたしにとってはちょうどいまが、イランイランのタイミングだった、というわけです。
占星術師として、お客さまの出生図やトランジットのチャートを見ているときに、ぱっと目に飛び込んでくる天体やアスペクトがある。
お世話になっているパームリーディングのくろさわじゅんこさんも、お客さまの手を見ると自分に話しかけてくる線があるっておっしゃってました。
香りも同じように、すーっとこちらに訴えてくるのですが、嗅覚という感覚は瞬間的なもので持続しないので、よほど意識していないと印象以上のものを捉えるのは難しいんですよね。
でも、カラダは訴えられたときのことを深いところで記憶しています。
香りは精妙(subtle)と言えばたしかに精妙なものですが。
それを身にまとうことで自分に肉体というリアルにそれを添わせることができるというのは面白いなと思います。
牡牛座は肉体と五感を象徴します。同時に、手でさわれるリアルな世界も象徴します
香りを味わう嗅覚も五感のひとつなのですが、香りは「手でさわれる」ものではありませんよね。そんな抽象的なものでも、「手でさわれる」体にまとってしまえば、一人一人のかすかな体臭と混ざり合ってユニークかつリアルなものになるんだなあなんて考えました。
さて。3月から5月にかけてさまざまな天体が牡牛座を訪れます。
多様な形で、感覚や肉体を意識する季節とも言えますね。まさにいまがタイミングという新しい香りを探しに、出かけてみるといいかもしれません。
ネットで申し込めるビューティープロデューサーの牧野和世さんによる香水診断とまほの星占いのコラボもあります。
ご興味あればCOCOMAさんのオンラインショップをご覧くださいね。
2月の木曜喫茶室は28日15時〜18時となります。お茶菓子はレモンマーマレード入りブラウニーの予定です☆
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